簡単3ステップ!水出しコーヒーの美味しい淹れ方

水出しコーヒーは水でゆっくりと抽出するコーヒーで、「コールドブリュー」「ダッチコーヒー」とも言われるコーヒーです。

名前だけ聞くと難しそうなイメージで家庭で作れるとは思えませんが、実は本当に簡単に作れて、まず失敗することもありません。

今回は簡単に美味しい水出しコーヒーを作る方法を3ステップでご紹介いたします。

1.水出しコーヒーとは

水出しコーヒー

水出しコーヒーは水でじっくり時間をかけて抽出するので、苦みやエグ味、シブ味が出にくく、すっきりとした味わいになります。

そのため、紅茶のような風味になったり、お茶のようにゴクゴクと飲めるのも特徴で、最近人気のペットボトルコーヒーも水出しコーヒーを採用しているものが多くあります。

2.準備するもの

  • コーヒー豆
  • ポット・ピッチャー

ポットとコーヒー豆

①コーヒー豆

水出しコーヒーは苦みが出にくいので、豆は深煎り(フルシティロースト~イタリアンロースト)の中挽きがおすすめです。

焙煎具合によって味や香りが変わりますので、酸味を残して苦みを抑えたい場合は中煎り(ミディアムロースト~シティロースト)にしてみてください。

挽き具合に関しても、細挽きに変更すれば、より抽出される成分が多いので濃いコーヒーになり、あっさりとしたコーヒーがお好みであれば、粗挽きに変更することをおススメします。

コーヒー豆は水の中に直接入れず、麦茶のパックのような袋に入れてから水の中に入れるので、不織布などの袋をご用意ください。

②ポット

いつも家庭で麦茶などを作っている方は、同じもので大丈夫です。

家庭に無いようでしたら、ポットやピッチャーを用意してください。

大きさの目安は作りたいコーヒーの量の1.2倍位の容量の物がおススメで、コーヒーのパックが大きく膨らみますので、取り出す口が大きいほうがいいと思います。

③水

コーヒーの99%は水です。

水が美味しくなければコーヒーも美味しくありませんので、美味しいと感じる水でコーヒーを淹れることをおススメしております。

気を付けるポイントは1つで使用する水が軟水か硬水なのかという点です。

軟水とは水の中に含まれる、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラル成分が少なく、基準は1リットルの水の中にミネラル成分が100mg以下の水を軟水と呼びます。

反対に硬水はミネラル成分が1リットル当たり200mg以上含まれる水を硬水と呼びます。

それぞれの特徴は、軟水が口当たりが良く、クセのない水で、味の抽出を邪魔しないので料理の際は出汁を取るのに適していたり、お茶も軟水を使って淹れます。

硬水は口当たりが重く、独特の風味を感じ、含まれるミネラル成分が味の抽出を阻害するので、出汁を取ったりする際には使いませんが、ブイヨンを作るときにはアクを出し切る硬水を使用します。

それぞれ特徴がありますがおススメは軟水です。

日本の水道水は軟水なのでそのままでも使えますが、カルキを抜くために一度沸騰させた水道水を冷ましてから使用するとより良いと思います。

3.コーヒーパックを水に入れて冷蔵庫で一晩

水出しコーヒーの作り始め

水100ccにコーヒー豆8g~10gの割合で水とコーヒー豆を準備します。

ポットに水を用意し、その中に不織布などの袋に入れたコーヒー豆を投入し、冷蔵庫で6~8時間で完成です。

水出しコーヒー完成

抽出後のコーヒーパックは取り除き捨ててください。

入れたままにしておくと苦みやエグ味、雑味が出てしまいます。

完成した水出しコーヒーは冷蔵庫で保管し、早めに飲むことをおススメします。

まとめ

水出しコーヒーとポット

水出しコーヒーは非常に簡単で、手間なく作ることができます。

翌日タンブラーに入れて会社に持っていくのもおススメです。

非常に飲みやすく、すっきりとした味わいはドリップで淹れたコーヒーでは味わえない物です。

コーヒー豆を変えるだけでも味・香りは変わりますし、挽き方・焙煎具合でも変わってきます。

色々な水出しコーヒーを楽しんでください。

コメント