コーヒーは入れ方一つで味も香りも変化します。
今日はコーヒーの淹れ方について8つのステップでご紹介します。
1.抽出器具の準備
まずは抽出器具の準備をします。
①コーヒー豆
なるべく新鮮な豆をお使いください。
②ドリッパー
③フィルター
④サーバー
⑤ドリップポット
⑥スケールorメジャースプーン
⑦コーヒーミル
2.計量
コーヒー豆は、品種によって豆の大きさや密度が異なります。そのため、軽量の際は秤を使って重さを測ってください。
オススメはコーヒー一杯につき12グラムです。
秤がない場合はメージャースプーンを使ってください。
メジャースプーン1杯はティスプーンに3杯が目安です。
3.コーヒー豆を挽く
ホットコーヒーにオススメな引き具合は中挽き~粗挽きです。
挽いたときの粒の大きさにバラつきがないようなコーヒーミルを使ってください。
また、ハンドドリップではなくコーヒーメーカーを使う場合は、抽出時間が短いので中挽きよりも少し細く挽くことをお勧めします。
4.お湯を沸かす
コーヒーを抽出するときのお湯の温度が高いと苦味が強く出てしまうので、沸騰したお湯を少し冷ましてから使います。
約95度以下に冷ましたお湯を、抽出したいカップの数よりも多く準備してください。
目安としては沸騰したお湯をポットに移すと95度以下にまで下がります。
5.お湯を注ぐ
挽いたコーヒー豆をフィルターに入れてドリッパーにセットします。
この時、フィルターはドリッパーにぴったりとくっつくようにセットしてください。
粉の表面を平らにするために軽くゆすります。
お湯を注ぐ際は優しく少しずつ、粉の中心から円を描くように注いでください。
6.蒸らし
粉全体にお湯が行き渡ったら一度止めて約30秒蒸らします。
粉にお湯が行き渡ると、コーヒー豆の中からガスが出て、粉全体がふっくらと膨らんできます。
新鮮な豆ほどガスが多く出ます。
7.コーヒーを抽出する
蒸らしが終わったら、もう一度中心からお湯を注いでいきます。
膨らんだコーヒー豆の形を崩さないように、ゆっくりと中心に注ぐようにしてください。
粉の縁の方で膨らんでいるコーヒー豆にお湯を注いでしまうと、苦味やエグ味まで抽出してしまうので、ご注意ください。
8.ドリッパーを外す
抽出したい量までコーヒーが出てきたら、ドリッパーの中にお湯が少し残っている状態でドリッパーを外してください。
抽出終盤のコーヒーに残っているのは雑味やえぐみ苦みが多いので、最後まで抽出する必要はありません。
これでホットコーヒーは完成です。
抽出後のカスを見てみてください。
コーヒーのカスが均一な厚みの層になっていて、表面に細かな泡が残っていれば、雑味のないクリアな味になっていると思います。
また、コーヒーは飲む温度で味や香りも変化します。
淹れたてのコーヒーを味わった後、冷めた状態のコーヒーも飲んでみてください。
同じコーヒー豆で抽出したとは思えない変化があるのもコーヒーの楽しみです。
まとめ
コーヒーは抽出方法で味や香りが変化します。
濃い味、苦みがお好きであれば、挽き方を細かくし、お湯の温度も高めでやってみてください。
反対に、すっきりとした飲みやすいコーヒーが好みであれば、挽き方を粗くして、しっかりと冷ました80℃位のお湯で抽出すると、すっきりとした苦みの少ない味わいに変化します。
同じコーヒー豆を使って飲み比べてみると自分の好みも分かるかもしれません。
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